留学は貴重な経験であり、新しい自分に出会えます。そして多国籍の友人が増え、輪が広がります。
ネット動画の制作と配信を専門に行う、Jストリームのエンコードルームを訪ねてみた。
ラックにずらりと並んだコンピュータで、月に1万ファイル以上ものエンコードを行っているという。
高画質にエンコードするコツを聞いたところ、「経験値」が最大の武器だそうだ。
エンコードとは「圧縮」することなので、オリジナルの画質からは必ず劣化する。
それをいかに最小限に、そして目立たなくするかは、何度もトライアンドエラーを繰り返して、エンコードソフトの設定を変え、経験値を蓄積するほかはないとのこと。
意外にも職人的な作業なのだ。
エンコードが終わったら、そのファイルを配信するサーバーにアップロードする。基本的には、このファイルを視聴者がブラウザーから呼び出し、パソコンにインストールされたプレーヤーソフトで視聴する。
最も簡易な方法は、Webサーバーに動画ファイルを置いておき、そのURLにWebページからリンクを張っておく「ダウンロード」方式だ。
静止画をブラウザーに表示させるのと同じ要領なので自前でも簡単にできる。
しかしこの方法では、動画ファイルをダウンロードしてから視聴者が見るため、再生までの待ち時間がかかり、さらに動画ファイルが視聴者のパソコンに残ることになる。
このため、著作権保護などの点から、ダウンロードを避けて、「ストリーミング」という方法が取られることも多い。
これは、動画ファイル本体のほかに、動画再生のための情報を記した「メタファイル」というものを用意し、視聴者には、そのファイルにアクセスしてもらう。
これなら視聴者のパソコンに動画ファイルが残ることもない。
また、動画をすべてダウンロードしなくてもデータが来た部分から再生がはじまるので待ち時間も少なくなる。
一日に数アクセス程度の場合と、同時に何千人にも配信したい場合とでは、配信システムに大きな違いが生まれる。
多人数にしかも同時に、確実に配信したいという場合には、Webサーバーからではなく、動画配信用のサーバーを用意する必要がある。
最近ではレンタルサーバー感覚で借りられる動画配信サーバーもあり、業者によって様々なサービスが用意されている。
サイトのアクセス規模などのデータを見せて相談するといいだろう。
ネット動画の企画から配信までを主に実務ベースで見てきた。
「手軽になった」とはいえ、動画は、実際に制作しようと思うと意外に「やること」がたくさんある、手のかかるメデらイアではある。
しかし手がかかる、という裏側には、それだけ盛り込める情報が豊富であるということもいえる。
静止画やテキストベースの静的なメディアにはない、ダイナミックさやリアリティを持った動画コンテンツを、これを機会に企画してみてはいかがだろうか? ネットで配信する動画CMというと、自社サイトで既存のテレビCMを配信したり、大手ポータルサイトで流したり、プロモーションサイトを立ち上げて公開するなど、特定の場所で視聴してもらうケースが一般的だ。しかし最近、ネット上の動画CM配信スタイルに新潮流が生まれつつあるという。そのきっかけになったのが「YouTube」とブログの浸透である。
一般ユーザーの情報発信スペースであるYouTubeやブログ。これらが世界的に人気となることで、動画の楽しみ方が大きく変わった。これまでの「見る」だけから、「伝える」「共有する」といったことも楽しみの一つになったのだ。一般ユーザーのネット動画に対する意識が変革したことで、動画CMにも従来とは異なる配信方法が求められるようになってきた。そこで登場したのがクチコミによる拡散を狙ったネット専用の動画CM、いわゆる「バイラルCM」である。
話題性のある動画を配信しユーザー間の情報発信欲求を刺激“バイラルとは、「感染的な」「ウイルス性の」という意味の言"葉で、マーケティングの場では一つの戦略として認知されている。
消費者に企業の商品やサービスを「クチコミ」で宣伝してもらい、利用者を広げるのが狙いの手法で、人から人へ広がっていく仕組みをウイルスの感染・増殖に例えたものだ。
バイラルCMでは、「面白い」「衝撃的」といった話題性のある動画に仕上げて流したり、ゲーム性を持った動画にして配信したり、ブログパーツ(動画をブログに埋め込むためのタグ情報)として持ち帰ることができるようにして、ユーザーの情報発信欲求を刺激。
動画投稿サイトやブログで紹介されるような仕掛けを施したりして、ユーザー間のコミュニケーションを誘発している。
バイラルCMは海外を中心に盛り上がっているが、日本ではゲームやアニメなどのエンターテインメント分野で積極的に試されている。
ゲームで有名なバイラルCMは、CのPSPソフト『極魔界村』(2006年8月3日発売)、TのPSPソフト『EXIT」(05年12月15日発売)、『カンガエルEXIT』(06年9月7日発売)などがある。
例えば『カンガエルEXIT』のバイラルCMは、著名なCGクリエーターに動画制作を依頼。
ソフトの内容をさりげなく宣伝しながらも、動画として純粋に楽しめる内容に仕上がっている。
いずれも動画の最後に作品のタイトルを表示し、クリックすると公式サイトに移動する仕組みだ。
アニメの例では、G (映画『ブレイブストーリー』、テレビドラマ『電車男』のオープニングムービーを手がけた会社)制作のテレビアニメ『REDGARDEN』のバイラルCMが挙げられる。
この作品のプロモーションでは、公式サイトでブログパーツとなるゲームムービーを配信。
アニメの背景画像上にストーリ「REDGARDENjのゲームムービー。
現在、配信は終了している。
ムービー本編はサウンドノベルのようなテイストで進行していくムービー内にはきわめて難解な設問が用意されているみ進めてゆく形式で作品の世界観を伝えるとともに、内部に極めて難解な15の設問を設けて、ユーザー同士の交流が発生しやすい内容に仕上げている。
さらに、難問に全問正解したユーザーには、「最終回への出演・ニューヨーク旅行券」といった豪華プレゼントの応募権利を与え、ユーザー間のコミュニケーションがより大きくなる二重の仕掛けを用意した。
これによって『REDGARDEN』のバイラルCMはコアなユーザーを中心にクチコミで拡大し、結果的に、原作が存在しない知名度の低い作品の認知を高めたのである。
エンターテインメント商品は、もともと娯楽性が高い故に、いじりやすい素材である。
よりおかしく、より面白く、話題が集まる作りに仕向けやすい。
映像として純粋に面白い作品、「過激」「クール」「楽しい」という要素を持っている作品は多くのユーザーに支持される傾向にある。
では、多くの人に見てもらえる作りにすれば、広告として成功するのかというと、必ずしもそうではないのがバイラルCMの難しさである。
インターネットの世界に投じられたバイラルCMは、その扱いをすべてユーザーにゆだねることになる。
面白い内容であれば加速度的に広がる可能性があるが、同時に批判的な意見と一緒に発信される危険性もはらむ。
良くも悪くも、何らかのきっかけで急速に広まると、制御不能となってしまう。
“ブログ炎上,という言葉が一時期流行ったが、インターネットの世界では一度排他的な方向に進むと、止まらなくなる恐れがある。
バイラルCMは、その性質上、慎重に配信しないと思わぬリスクを背負うことになるのだ。
バイラルCMにはそのほかにも広告効果が読みにくいという問題点を持つ。
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